〒465-0093 名古屋市名東区一社二丁目87 プラザ・タマ1F
マップHib(ヒブ)ワクチンは、ヘモフィルスインフルエンザb型(ヒブ)という細菌の感染を防ぐものです。ヒブによる感染症で病気が重症化して死亡したり、重大な後遺症が残ったりする病気に細菌性髄膜炎と急性喉頭蓋炎があります。日本では、年間1000人近くの小児が細菌性髄膜炎に罹患しています。細菌性髄膜炎と急性喉頭蓋炎は、発症早期の診断が非常に難しく、治療開始が遅れて重症化することも稀ではありません。
この重大な病気は、ヒブワクチンという予防接種で発病を防ぐことができるのです。ヒブワクチンが普及した国では、ヒブによる重症感染症は激減しており、有益な効果があるとされています。
ヒブワクチンの対象 | 生後2か月から5歳未満(5歳の誕生日の前日まで)の名古屋市市民。 下記の接種回数を超えないこと。 生後2か月以上7か月未満で開始…4〜8週間隔で3回接種+概ね1年後に追加接種1回。 生後7か月以上12か月未満で開始…4〜8週間隔で2回接種+概ね1年後に追加1回。 生後12か月以上で開始…1回のみ接種。 |
---|
ヒブワクチンは任意接種です。以上の対象に当てはまるお子様でご希望であれば、公費負担となりますので、無料となります。当院では予約制となっておりますので、ご希望の日時をご予約頂き、来院してください。
任意ワクチンとは、ご希望の方のみ接種をするワクチンのことで、ワクチンの効果や副反応をお考えになったうえ、予防接種を受けるかどうかをお決めください。当院では、予防接種相談としても予約をとることが出来ますので、医師の説明を聞いてから接種を決めていただいて結構です。
なお、このワクチンの接種により健康被害が発生した場合には、「医薬品副作用被害救済制度」により治療費等の支給を受けられる場合があります。しかし、上記の接種回数や間隔が守られていることなど様々な条件があります。
第一三共株式会社「Hib髄膜炎って?」
http://www.hibz-dsc.info/intro/in01.html
近年、Hib髄膜炎の原因菌であるインフルエンザ菌が抗菌薬に対する耐性(たいせい)を身につけてきたため、抗菌薬だけでHib髄膜炎を完治させることが困難になってきています。Hib髄膜炎(ひぶずいまくえん)から子どもを守るためには、一人でも多くの子どもがワクチンを接種することが望まれます。